Vagrant と VirtualBox 作ったローカル環境に Ruby をインストールする
以下の「Vagrant と VirtualBox で自由に汚せるローカル環境を構築する」の続きです。
Vagrant と VirtualBox で構築したローカル環境に rbenv で Ruby をインストールしたいと思います。
なので、以下の作業は対象の環境で vagrant up と vagrant ssh をした後からの手順になります。
Git のインストール
rbenv をインストールするのに Git が必要なので、以下のコマンドを実行して、Git をインストールします。
$ sudo yum install git
rbenv のインストール
以下のコマンドを実行して、rbenv をインストールします。
$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
.bash_profile の追加
rbenv のインストールができたら、以下のとおり、パスを通しておきます。
(ついでに、シェルの起動時に rbenv を初期化されるようにして、設定ファイルの読み込み直しとシェルの再起動も行っています)
$ echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile $ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile $ source ~/.bashrc $ exec $SHELL -l
パスが通っているかを確認するために、以下のコマンドを実行します。
(rbenv のバージョンを確認するためのコマンドです)
$ rbenv -v rbenv 1.1.1-6-g2d7cefe
rbenv のバージョンが表示されれば OK!
ruby-build のインストール
以下のコマンドを実行して、rbnev のプラグインである ruby-build をインストールします。
(インストールすると ruby install コマンドが使えるようになります)
$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
さらに、ruby-build を使うにあたり、推奨されているツール類もインストールしておきます。
$ sudo yum install -y gcc-6 bzip2 openssl-devel libyaml-devel libffi-devel readline-devel zlib-devel gdbm-devel ncurses-devel
※ 詳細はこちらを参照 → https://github.com/rbenv/ruby-build/wiki
Ruby のインストール仮想マシンの起動
以下のコマンドで、Ruby をインストールします。
$ rbenv install 2.3.1
インストール可能な ruby のバージョンは以下のコマンドで確認できます。
$ rbenv install -l
Ruby のインストールで BUILD FAILED になったら。。
Ruby のインストールで以下のようなエラーが出た場合は、ログファイルを確認します。
$ rbenv install 2.3.1 Downloading ruby-2.3.1.tar.bz2... -> https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.3/ruby-2.3.1.tar.bz2 error: failed to download ruby-2.3.1.tar.bz2 BUILD FAILED (CentOS release 6.5 (Final) using ruby-build 20170914-5-gf41e847)
ログファイルを確認してみると
$ cat /tmp/ruby-build.20171028150413.2435.log /tmp/ruby-build.20171028150413.2435 ~/ruby_lessons curl: (35) SSL connect error
curl でこけてることが判明。。orz
調べてみると、リポジトリから提供されている curl(libcurl) のバージョンが古いことが原因のよう。
ソースからインストールする方法もありますが、大変なので別のリポジトリを追加して、そこから curl をアップデートします。
$ sudo rpm -Uvh http://www.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/city-fan.org-release-1-13.rhel6.noarch.rpm $ sudo yum update --enablerepo=city-fan.org libcurl
※ 追加したリポジトリはこちら → http://www.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/
curl をアップデートしたら、Ruby をインストールしてもエラーが出ないようになりました!
Ruby のバージョン指定
Ruby がインストールできたら、以下のコマンドで システム全体に適用したいバージョンを設定します。
$ rbenv global 2.3.1
バージョンが設定できているかを確認するために、以下のコマンドを実行します。
(* がついているのが、システム全体に適用されている Ruby のバージョンです)
$ rbenv versions * 2.3.1 (set by /home/vagrant/.rbenv/version)
無事に Ruby がインストールできたので、まずはドットインストールの Ruby 入門 あたりをやってみようと思いますー